摘要
依頼行為に関する研究は言語行動の関連研究として、前世紀の70年代から研究し始められている。初期の段階において、サールは依頼の適切性条件理論を中心に、発話行為理論の体系化に努めていた。90年代に入って、依頼表現の研究は盛んになり、特に、異国語の対照研究が多くなっている。代表的な研究は、木村英樹(1987)の「~てください」をめぐっての日中対照研究、佐々木倫子(1995)の異文化間言語行為プロジェクトを基とした日英対照研究、堀江·インカピロム·プリャー(1995)の依頼表現理解をめぐる日タイ対照研究などが挙げられる。21世紀に入って、吕演秋(2001)の語用論からの研究、李志暎(2003)のビジネス場面の言語行動からの研究、張穎(2005)のストラテジーからの研究など新しい分野からの研究が注目されている。
基金
2018年度辽宁省社科规划基金项目“中日语言推广政策比较研究”(项目编号:L18DYY005)的阶段性成果