摘要
1はじめに「日本語文型辞典」(1998)が出版されてから、中国の日本語教師や日本語学習者のあいだで、本辞典は多方面にわたって使用されている。しかし、日本語の研究や教育を進めている中で、いくつかの問題点が散見されている。例えば「日本語文型辞典」は1998年に出版され、2001年に中国語版が出版された。出版年代が古いということもあって、日本語複文の分類は最新の研究に比べて若干の違いが見られる。また、その中国語訳も普遍的、常識的な翻訳にとどまっているので、最新の研究成果を取り入れる必要があると思われる。さらに、近年においては、コーパスに基づいた計量的研究が盛んに行われており、その分類や対訳傾向についても更に再整理する必要も出てきている。
基金
中国国家社会科学基金の研究課題「日漢条件句目標語型和源語型翻訳共性研究」(18BYY230)の研究の一部である