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「旅愁」――抒情の1900年代から1930年代へ

Ryoshū——From the 1900s to the 1930s
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摘要 日本の文芸では1900年代から「旅愁「」旅情」が流行語になり、1910年代にかけて郷土色の強い情緒や情調を醸し出すことを狙う表現が開花した。これまであまり論じられてこなかった1910年代の人気作家、長田幹彦による祇園情緒の表現に焦点を当て、その特徴を述べ、そして、その情緒の表現が1920年代から1930年代にかけて「、乾いた抒情」に転換してゆくことを三好達治の詩を例にとって示す。背景には、印象主義から耽美主義、象徴主義、感情移入美学の流行、そして狭義のモダニズムへと芸術概念の大きな変容があるが、ここでは、それに詳しく立ち入らない。 The words“ryoshū”and“ryojō”, meaning the melancholy during a journey, became popular from the 1900s, and gained buzzword status in the 1910’s when expressions of emotion filled with local color burst into usage. This paper focuses on the representation of Gion by Mikihiko Nagata in the 1910s, and introduces its features. It then takes Tatsuji Miyoshi’s poems as an example to show the emotional changes occurring from the 1920s to the 1930s.
作者 鈴木貞美
出处 《日语学习与研究》 2013年第5期18-25,共8页 Journal of Japanese Language Study and Research
关键词 30年代 から 抒情 感情移入 the emotions of a traveler melancholy during a journey mood and sentiment aesthetics of empathy dry lyricism
  • 相关文献

参考文献3

  • 1鈴木貞美·三好達治モダこズムかろ戦争詩へ吉本隆朋『枠情倫理』を批判する四季[J].第15集,2011.
  • 2鈴木貞美.入門日本近現代文芸史.平凡社新書,2013(第二章三節「印象主義から象徴主義へJ).鈴木貞美.郷土色と-人称ナラティヴ行情.
  • 3の1900年代から1920年代AJLS2012年報告書[D],2013予定.

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