摘要
本稿は日本語の仮定条件を表す「ば」「と」「たら」「なら」と中国語の仮定条件を表す「如果(ruguo)~、就(jiu)」の意味用法を対照という観点から考察し、主にどのような共通点及び相違点を示し得るかということについて論じる。日本語と中国語の仮定条件文の間には、用法及び形式上の大きな違いがある。このような状況のもとでは、中国語を母語とする日本語学習者および日本語を母語とする中国語学習者にとって双方の仮定条件文は習得しづらいと思われる。この問題を解決するためには、両言語の仮定条件文の共通点と相違点をあきらかにし、それを究明する必要があるだろう。
出处
《科技视界》
2015年第33期201-201,281,共2页
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