《太平记》中的忠臣观——以万里小路藤房为中心

忠臣観は儒家思想の重要な理念の一つであり、中国古代政治思想に欠かない一部分である。そして、この思想は文学作品に深い影響を与えたのである。が、儒家思想は日本に伝わった後、長い間、忠臣観が日本文学に影響を及ばさなかった。平安時代末期になって、軍記物語が現れ、忠臣観は日本文学に影響を与えるようになった。本稿は主に『太平記』における忠臣観を考察し、漢籍引用という角度から忠臣観はどのように『太平記』に影響を与えたのかなどを究明したのである。