摘要
日本語母語話者の話し言葉における多義動詞「カケル」の使用実態を、3種の談話資料を用いて分析し、使用頻度の高い語義、共起頻度の高いコロケーションを特定した。その分析を踏まえ、「まずは使い勝手のよい具体的な用法を学習し、その捉え方と用法間の関連性を理解することにより応用のきく語義の知識とし、ネットワークを構築していく」という「カケル」の学習法を考案し、レベルに合った部分的ネットワークの構築を促す必要があることを述べた。
出处
《日语教育与日本学》
2015年第1期54-63,共10页
Japanese Language Education and Japanese Studies
基金
は、平成22 26年度科学研究費補助金(基盤研究(C))(課題番号2252527)による研究成果の一部である