摘要
昭和二年三月号の改造に掲載された谷崎潤一郎の饒舌録第二回で、小説の筋の面白さは物の組み立て方、構造の面白さ、建築的の美しさであるといって、それに芸術的価値がないとする芥川龍之介との間に話の筋論争が始まった。谷崎文学と建築との関係は藤原学氏などによって研究されているが、同じ饒舌録の中で谷崎としては珍しく数学的な表現をしていることに注目したい。つまり.
出处
《日语教育与日本学》
2015年第2期23-28,共6页
Japanese Language Education and Japanese Studies