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日本の寒地,北海道の稲作限界地帯におけるもち米の硬化性,糊化特性および炊飯米物理特性の年次間地域間差異と発生要因(日语原文)
1
作者
丹野 久
平山 裕治
《粮油食品科技》
CAS
2022年第5期75-84,共10页
北海道もち米の6地域4カ年における搗き餅の硬化性と糊化特性を調査した。それらの最小値最大値の差異および変動係数は,年次間が地域間に比べ大きく,年次間と地域間との比の大きさおよび特性間の相関係数から,同比の小さい順にⅠ群の...
北海道もち米の6地域4カ年における搗き餅の硬化性と糊化特性を調査した。それらの最小値最大値の差異および変動係数は,年次間が地域間に比べ大きく,年次間と地域間との比の大きさおよび特性間の相関係数から,同比の小さい順にⅠ群の最高粘度とブレークダウン,Ⅱ群の最低粘度,最終粘度およびコンシステンシー,Ⅲ群の糊化開始温度,最高粘度到達温度,最高粘度到達時間および硬化性に分けられた。年次間ではこれら3群の糊化特性の中で,Ⅱ群とⅢ群において硬化性と正の相関関係が認められ,Ⅲ群で最も明確であった。また,出穂後40日間の日平均積算気温(登熟気温)が高いほどⅡ群,Ⅲ群および硬化性が高くなり,その関係はⅢ群と硬化性で最も明確であった。一方,地域間ではこれらの関係が概して明確ではなかった。さらに,精米蛋白質含有率が高いほど,Ⅰ群とⅡ群では年次間と地域間とも,Ⅲ群では年次間のみで,特性値が低くなった。また,炊飯米の物理特性で,平年並みの登熟気温年産と高温の登熟気温年産を比べると,平年登熟年産は柔らかいが粘りが弱く食味が劣るものの,5℃24时間貯蔵より硬くなりにくく柔らかさが持続した。一方,高温登熟年産は粘りが強く5℃24时間貯蔵により硬くなり,粘りもやや低下した。また,高蛋白ほど,両年産とも粘りが弱く食味が低下する傾向にあり,良食味もち米生産のため低蛋白米生産技術が重要であった。
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关键词
搗き餅の硬化性
糊化
特性
炊飯米の物理特性
年次間地域間差異
出穂後40日間の日平均積算気温
稲作限界地帯
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职称材料
题名
日本の寒地,北海道の稲作限界地帯におけるもち米の硬化性,糊化特性および炊飯米物理特性の年次間地域間差異と発生要因(日语原文)
1
作者
丹野 久
平山 裕治
机构
日本水稲品質食味研究会
北海道立総合研究機構上川農業試験場
出处
《粮油食品科技》
CAS
2022年第5期75-84,共10页
文摘
北海道もち米の6地域4カ年における搗き餅の硬化性と糊化特性を調査した。それらの最小値最大値の差異および変動係数は,年次間が地域間に比べ大きく,年次間と地域間との比の大きさおよび特性間の相関係数から,同比の小さい順にⅠ群の最高粘度とブレークダウン,Ⅱ群の最低粘度,最終粘度およびコンシステンシー,Ⅲ群の糊化開始温度,最高粘度到達温度,最高粘度到達時間および硬化性に分けられた。年次間ではこれら3群の糊化特性の中で,Ⅱ群とⅢ群において硬化性と正の相関関係が認められ,Ⅲ群で最も明確であった。また,出穂後40日間の日平均積算気温(登熟気温)が高いほどⅡ群,Ⅲ群および硬化性が高くなり,その関係はⅢ群と硬化性で最も明確であった。一方,地域間ではこれらの関係が概して明確ではなかった。さらに,精米蛋白質含有率が高いほど,Ⅰ群とⅡ群では年次間と地域間とも,Ⅲ群では年次間のみで,特性値が低くなった。また,炊飯米の物理特性で,平年並みの登熟気温年産と高温の登熟気温年産を比べると,平年登熟年産は柔らかいが粘りが弱く食味が劣るものの,5℃24时間貯蔵より硬くなりにくく柔らかさが持続した。一方,高温登熟年産は粘りが強く5℃24时間貯蔵により硬くなり,粘りもやや低下した。また,高蛋白ほど,両年産とも粘りが弱く食味が低下する傾向にあり,良食味もち米生産のため低蛋白米生産技術が重要であった。
关键词
搗き餅の硬化性
糊化
特性
炊飯米の物理特性
年次間地域間差異
出穂後40日間の日平均積算気温
稲作限界地帯
Keywords
hardening speed of pounded rice-cake
gelatinization of rice flour
physical property of cooked rice
variation among years and among areas
cumulative daily mean temperature during 40 days after heading
coldest region for rice cultivation
分类号
TS5-33 [轻工技术与工程—皮革化学与工程]
S511 [农业科学—作物学]
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作者
出处
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1
日本の寒地,北海道の稲作限界地帯におけるもち米の硬化性,糊化特性および炊飯米物理特性の年次間地域間差異と発生要因(日语原文)
丹野 久
平山 裕治
《粮油食品科技》
CAS
2022
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