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日本の寒地,北海道の稲作限界地帯におけるもち米の精米蛋白質含有率および米粒白度の年次間地域間差異とその発生要因(日语原文) 被引量:1
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作者 丹野 久 《粮油食品科技》 CAS 2022年第5期35-43,共9页
北海道では,もち米は最も冷涼な稲作地帯で生産される。その作柄が大きく変動した4カ年の6栽培地域で,年次間では,障害型冷害危険期の気温が高く不稔歩合が低く,また出穂後40日間の日平均積算気温(登熟気温)が高く千粒重が重く多収なほ... 北海道では,もち米は最も冷涼な稲作地帯で生産される。その作柄が大きく変動した4カ年の6栽培地域で,年次間では,障害型冷害危険期の気温が高く不稔歩合が低く,また出穂後40日間の日平均積算気温(登熟気温)が高く千粒重が重く多収なほど,低蛋白となり玄米と精米の白度は高くなった。一方,地域間では,これらの関係が概して明確ではなかった。このことは年次間の最小値最大値の差異および変動係数が地域間に比べ,精米蛋白質含有率(蛋白質)では1.0,1.3倍と同じかやや大きく,生育期別気温や生育特性では1.3~8.5倍,米粒の両白度でも1.6~2.6倍と大きいためであった。なお,蛋白質は登熟気温が年次地域込みで849℃で最低となる二次回帰を示した。また,年次と地域の各平均値が,障害型冷害危険期の平均気温で低く不稔歩合で高く,千粒重で軽く玄米収量で低く,蛋白質で高く米粒両白度で低く,すなわちそれらが不良なほど,年次では地域間,地域では年次間における変動係数が大きかった。さらに,米粒の両白度はいずれも1m~2の1籾当たりの登熟気温との間に正の相関関係を示し,目標の玄米白度を得るための同1籾当たり登熟気温および目的地域の平年の登熟気温からm~2当たりの籾数を求めることにより,目標の玄米白度を得るための施肥窒素量が算定できた。 展开更多
关键词 精米蛋白含有 米粒白度 年次間地域間差異 もち米 稲作限界地帯
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日本の寒地,北海道のうるち米における精米蛋白質含有率とアミロース含有率の年次間地域間差異とその発生要因(日文) 被引量:3
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作者 丹野久 《粮油食品科技》 2020年第6期66-74,共9页
北海道米の精米蛋白質含有率とアミロース含有率(各々蛋白,アミロース)はともに低いほど良食味であるが,1991~2006年(15栽培地域)間で、蛋白は7.2%~8.6%(7.2%~8.2%)、アミロースで18.3%~22.2%(19.8%~21.2%)と差異が大きく、また年次間... 北海道米の精米蛋白質含有率とアミロース含有率(各々蛋白,アミロース)はともに低いほど良食味であるが,1991~2006年(15栽培地域)間で、蛋白は7.2%~8.6%(7.2%~8.2%)、アミロースで18.3%~22.2%(19.8%~21.2%)と差異が大きく、また年次間差異は地域間の各1.4、2.8倍と大きかった。これは、水稲の栽培期間や生育ステージ別の平均気温および収量などの生育特性で、年次間差異が地域間に比べ1.6~4.4倍と大きいためであった。蛋白は、年次間で出穂が早く、障害危険期(出穂前24日以降30日間)が高温で不稔歩合が低く、千粒重が重く玄米収量が多いほど低かった。また、登熟気温(出穂後40日間の日平均積算値)と843℃で最低となる二次回帰の関係があった。なお、分げつ期(6月)の風速が大きく水稲生育初期の土壌窒素可吸態化速度が小さい初期生育不良の湿田土壌・地域では、これらの関係は不明瞭で、逆に千粒重は重いほど高蛋白であった。一方、地域間では、これら生育特性との関係が明確ではなく、泥炭土比率が低く、分げつ期の風速が小さいほど蛋白が低かった。アミロースは年次間と地域間ともに、出穂が早く登熟気温が高いほど低かった。また、地域間で海からの距離が短く緯度(北緯)が低く、登熟期の日較差気温が低いほど低アミロースであった。 展开更多
关键词 北海道うるち米 発生要因 アミロース含有 精米蛋白含有 地域間差異 年次間差異
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日本の寒冷地における良食味米栽培(日语原文) 被引量:8
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作者 丹野久 《粮油食品科技》 2019年第6期18-26,共9页
日本最北の稲作地帯である北海道では、冷涼な気候の変動の影響を避けて良食味米を生産するため、アミロース含有率(アミロース)と精米蛋白質含有率(蛋白)の低下技術が開発された。アミロースは栽培品種の影響が大きいが、唯一登熟気温... 日本最北の稲作地帯である北海道では、冷涼な気候の変動の影響を避けて良食味米を生産するため、アミロース含有率(アミロース)と精米蛋白質含有率(蛋白)の低下技術が開発された。アミロースは栽培品種の影響が大きいが、唯一登熟気温が高いほど低下するため、早植えや葉令が大きい苗で出穂を促進する。蛋白では、窒素施肥標準量を、稲作地帯の気象条件による20区分と各5土壌型別に、過去の収量実績による設定基準収量から蛋白7.0%以下を目標に決める。さらに可給態窒素量による施肥増減、前年秋と当年融雪後での降水量と気温による乾土効果および有機物施与に対応した減肥も行う。さらに、追肥の回避、泥炭土での客土やケイ酸資材の施与を行う。初期生育の促進技術として健苗の育成、移植適期内の早植え、密植、浅植え、側条施肥、および移植後での水温上昇のため夜または早朝の入水や強風地帯での防風施設設置がある。また不稔多発の回避ための幼穂形成期から穂ばらみ期の深水がある。登熟期間には、落水時期に注意し,適正な土壌水分を保持する。収穫後の稲わらは、多収と低蛋白のため堆肥化が最善だが、土壌に直接鋤き込むとしても春を避けて秋に行う。 展开更多
关键词 良食味米 蛋白含有 寒冷地帯 アミロース含有 栽培テクノロジー
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日本の寒地,北海道におけるもち米良質育種(日语原文) 被引量:1
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作者 丹野 久 吉村 徹 平山 裕治 《粮油食品科技》 CAS 2022年第5期13-25,共13页
北海道のもち米は,従来,硬化性が低く硬くなりにくいため,おこわや和菓子などに向く。しかし,東北以南の銘柄もち米に比べ,精米蛋白含有率(蛋白質)が高く,精米白度や搗き餅の食味が劣っていた。さらに,近年には需要を広げるため,切り餅&... 北海道のもち米は,従来,硬化性が低く硬くなりにくいため,おこわや和菓子などに向く。しかし,東北以南の銘柄もち米に比べ,精米蛋白含有率(蛋白質)が高く,精米白度や搗き餅の食味が劣っていた。さらに,近年には需要を広げるため,切り餅·成型餅および米菓に向く搗き餅の硬化性が高い品種の育成も要望された。そこで,新品種の早期開発のために世代促進栽培や葯培養を行い,選抜効率を高めるため初期世代から玄米と精米の白度,蛋白質および硬化性と関係がある糊化特性の機器による分析を,また少量もち米による硬化性を実測し,さらに中期世代からのおこわや搗き餅の食味試験などを行い,農業形質とともに品質改良を進めた。その結果,近年の育成品種では粒大が大きく,穂ばらみ期と開花期の両障害型耐冷性も強く生産の安定性が向上した。さらに,育成年次が新しい品種ほど蛋白質が低く,蛋白質と負の相関関係がある精米白度が高くなった。また,おこわや搗き餅の食味も向上した。一方,搗き餅の硬化性については,従来の低い品種だけで無く,粳品種を母本として硬化性が高い品種も育成された。しかし,東北以南の銘柄もち米には搗き餅の食味や硬化性の高さがまだ及ばず,さらに改良を進める必要がある。 展开更多
关键词 搗き餅の硬化性 精米白度 精米蛋白含有 食味 もち米育種 寒地
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利用加倍单倍体群体对酿酒稻的生长和籽粒特性进行QTL分析
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作者 吉田晋弥 池上腾 谢国禄 《国外作物育种》 2003年第3期10-10,共1页
关键词 水稻 加倍单倍体群体 酿酒稻 生长 籽粒特性 QTL分析 数量性状位点 蛋白质含有率 穗数
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