试论谷崎作品中的女性崇拜

谷崎润一郎是日本唯美主义流派成就最高、影响最大的作家。对女性的崇拜,以及对超越了伦理框架的美的追求,是谷崎文学生涯中鲜明的主题。本文以《刺青》、《春琴抄》这两部代表性的作品为例,分析其中的女性崇拜要素,并探讨其形成原因。

谷崎笔下的“妖妇”——看谷崎前期女性形象特点

谷崎润一郎浪漫唯关笔调下的“妖妇”从病态的官能愉悦、享乐主义出发，排除经济、孩子等因素．弃理性与社会约束于不顾。无论女性美是天生还是后天形成的，都将女性放置于一个让人观赏的角度，去顺从、欣赏她，对美的东西男性哪怕需要自我奉献、作出牺牲也在所不惜。虽然“妖妇”形象脱离社会道德现实．但是对人生持积极肯定态度。

谈翻译遣词造句中的提炼(下)——翻译谷崎文学名著点滴回眸

ところで一方,滋幹の激しぃ思慕の对象でぁった母なる人,そのぁとの夫人在原氏は,どんな風にして餘生を送ってぃたことでぁろぅか.

谷崎润一郎和芥川龙之介的中国印象比较——对自然风景的鉴赏和对社会状况的写实

在大正时期很多文人来中国参观访问的背景下,谷崎润一郎和芥川龙之介也访问了中国。但是相对于谷崎沉溺于中国南方自然风景的优美,芥川却更多的是对社会现状进行了客观描写。这一方面是因为两人旅行的目的不同,更重要的是两人固有的观察世界的方式不同造成的。

“纪念谷崎润一郎逝世五十周年国际研讨会”在上海召开

2015年11月20日至23日,'纪念谷崎润一郎逝世五十周年国际研讨会'在上海同济大学召开。来自日本、美国、法国、意大利和中国的25位专家学者参加了本次研讨会并发表了各自的最新研究成果。本次学会的主题是'谷崎润一郎——创作之力'。

「没思想型文人」の西洋崇拝の原点を探る——谷崎潤一郎の幼少体験と近代都市観について

はじめに今まで日本の文壇で行われていた谷崎潤一郎をめぐる論争では、主としてその文学における芸術性と非政治性、没思想性との相関関係の問題であった。谷崎文学のテーマを大きく分けようとすれば。

谷崎潤一郎『痴人の愛』を読む——記号消費の結婚

《痴人的爱》是谷崎润一郎移居关西后的第一部长篇小说,历来被看作是谷崎文学由“崇洋”到回归日本古典的一道分水岭。但是,《痴人的爱》真的只能定位成“崇洋”之作吗?笔者认为,在“崇洋”的外衣之下,《痴人的爱》还有更深刻的内涵等着我们的挖掘。拙稿在把作品还原到其相应的历史环境、时代背景的基础上,主要应用Jean Baudrillard的符号消费论对作品进行考察、分析,目的是从作品独特的叙述、结构中,剖析出其更深层次的社会批判性。本文首先对让治与妻子ナオミ的家庭生活模式进行分析,阐明了正是由于与ナオミ的具有鲜明的符号消费特点的婚姻生活,才使得让治背离了母亲所代表的传统的“家”的理念。接着,主要抓住让治作为“消费者”的层面,对他的符号消费的欲望构造、作用规律进行具体分析。最后论证妻子ナオミ逐渐发觉自己的“商品价值”的过程,目的是揭示让治的叙述中所谓的“天禀的淫妇”、“痴人”的真正含义。从忠于母亲期待的旧式家庭的长子,到忠于自己欲望的“痴人”,让治的这一变化过程,正好与他从豪农长子=旧中间层与公司职员=新中间层的双重位置,到电气机械合资公司的投资者=资本家的阶级上升的过程相重叠。而让治之所以能够成为资本家,正是由于他背离了传统的“家”理念,醉心于经营与ナオミ的具有强烈符号消费色彩的婚姻的结果。与让治的这一系列变化相辅相成的是女主人公ナオミ的转变。ナオミ十五、六岁即被让治收养,并被“教育”成为他的“理想妻子”,在和让治生活的过程中,她接受治的“教育”,最后充分认识到自己的“商品”性,也认清了让治作为“消费者”的内心欲望之构造及作用规律,并以此为武器同旧有的“家”观念做斗争,最后终于成功打破了传统的家庭模式。让治对ナオミ所持有的欲望,其构造和原理本质上与日本大正期及之后日益发展的大众消费社会中消费者欲望的结构和原理完全相同。作品结尾所描述的让治和ナオミ——模仿媒体欲望的男人和把自己的身体商品化了的女人——的相处方式,和当时社会默认的男性中心的家庭模式正好相背离。从这个意义上说,作品成功地提出了一个崭新的“家”的构图。综上所述,笔者认为,小说《痴人的爱》,用自己独特的方式展现与旧有思想、观念大不相同的“家”的模式,具有非常鲜明的社会批判性。

物語る力—谷崎潤一郎の物語方法—

谷崎潤一郎にとって物語とは何だったのだろうか。また私たちは谷崎潤一郎という特異なひとりの作家が、その生涯をとおして小説という形態で提示した多くの物語を読むことで、そこに何を見出し、そこから何を得ることができるのだろうか。

谷崎潤一郎「秘密」論——「私」という人間像の表と裏

1冒頭部の分析から「秘密」(1)は、25歳だった谷崎が1911(明44)年11月に商業雑誌『中央公論』に発表した短編小説であり、原稿料が貰えたプロ作家としてのデビュー作である。「刺青」「麒麟」「少年」「幇間」などとともに、翌月に刊行された第一創作集『刺青』に収録されている。「刺青」「少年」のような初期の代表作とまではいえないが、『陰影礼賛』などにつながる闇の中の美を潜在させているとの評価も存在している(2)。テクストの冒頭は次のように書き出される。

「芸談」に見る三十年代谷崎の文学·文学者観

昭和八年三月、プロレタリア作家の一人として劇的な転換期を迎えていた高見順の目の前に現れたのが、雑誌改造に掲載されていた谷崎の芸、に、つ、い、て、である。同月九日の日記、雑記帳では改造三月の谷崎潤一郎の芸についての一文は考えさせられるところの多い文章だ1とし、売文生活に飛び込める経済的土台を作るために.

文学モデルとしての推理小説—谷崎潤一郎の場合—

ある作家がさまざまなジャンルを探索し、その作品が幾つものジャンルに属することは珍しくない。知名度を高めるために、普段書いているものが属するのよりも読者の多いジャンルに属する作品を書くメリットもあるし、その方が原稿料を多く支払われる.

关于“中国日本文学研究高层论坛暨谷崎润一郎国际研讨会”的贺信

尊敬的千叶俊二先生,尊敬的各位与会代表,女士们、先生们:大家好.今天,'中国日本文学研究高层论坛暨谷崎润一郎国际研讨会'在同济大学顺利召开,我谨代表中国外国文学学会、国际文学伦理学批评研究会和《外国文学研究》杂志.

谷崎文学における「盲目」——「春琴抄」の「盲目」を中心に

《春琴抄》一直被誉为谷崎文学的一个最高峰,同时也被看作是日本近代文学的代表作之一。笔者把这部将作者即日本近代作家谷崎润一郎的各种特质发挥地淋漓尽致的作品作为本篇论文考察的中心。小论的目的是以昭和初期谷崎文学多次采用的主题“失明”为线索来评论小说《春琴抄》,并进而考察“失明”在这部作品及在整个谷崎文学中的意义。首先是对《春琴抄》素材的考察。众所周知的有英国作家哈代(T. Hardy)的《Barbara of the House of Grebe》。由于《春琴抄》中“失明”主题的采用,两部作品尽管都是讲述“容貌的剧变”,但朝着完全不同的方向发展。而且通过与哈代作品的比较阅读,笔者认为《春琴抄》中女主人公失明的设定具有防止其被对方的外形所左右的意义。《春琴抄》的读者大多会被佐助刺瞎自己眼睛的行为所打动。笔者着眼于主人公春琴、佐助间的单方面的观察与被观察的关系,对佐助刺瞎眼睛的原因进行讨论。笔者认为原因是佐助对春琴的伴有距离的单方面观察不能实现他与春琴合为一体的愿望。接下是对小说中提到的一张春琴的照片进行讨论。由于是一张无法通过视觉进行细致观察的模糊不清的照片,读者只能驱动身体的五感来想象春琴的容貌。不仅是人物的外貌,《春琴抄》由于没有逐一对作品人物的心理进行描写,更是要求读者动用五感来理解这部作品。正因为这一点可以将《春琴抄》理解为与以人物心理描写为基本创作手法的近代小说相对抗的作品。最后是对主题“失明”与谷崎小说批判的关联的考察。在《春琴抄》这部作品中,主人公的心理及春琴遇难、佐助失明的真相都被朦胧化。批判近代小说的以视觉为中心的创作方式,力图尝试更加诉诸读者听觉、触觉的创作手法的作家谷崎润一郎,为了让读者体会到作品的真实感而采用的“第一人称讲述”的手法引人注目。谷崎通过“物語”的创作呈现给了读者批评近代小说的有效视点。

谷崎潤一郎の読んだ中国近代文学

谷崎潤一郎は1918年の10月から12月にかけて、それから1926年の1月から2月にかけて、二回中国を訪れた。田漢や郭沫若、欧陽予倩など中国の文学者と交遊する一方、同時代中国の文学作品を読んでいた。

■の幾何学

昭和二年三月号の改造に掲載された谷崎潤一郎の饒舌録第二回で、小説の筋の面白さは物の組み立て方、構造の面白さ、建築的の美しさであるといって、それに芸術的価値がないとする芥川龍之介との間に話の筋論争が始まった。谷崎文学と建築との関係は藤原学氏などによって研究されているが、同じ饒舌録の中で谷崎としては珍しく数学的な表現をしていることに注目したい。つまり.

「アラビアン·ナイト」から〈歌〉へ—「蓼喰ふ蟲」の成立前後—

蓼喰ふ蟲について、谷崎は私の作家としての生涯の一つの曲り角に立つてゐるので、自分に取つては忘れ難い作品である(蓼喰ふ蟲を書いたころのこと)と述懐している。完成からほどなくして、十年にわたって頭を悩ませ続けてきた千代夫人との離婚問題が佐藤春夫への細君譲渡という形で結着をみていることを考えても、蓼喰ふ蟲は、その後の谷崎自身の歩みに一つの道筋をつけるような.